活動報告

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2015年4月  上島 信行 (第14代・昭和46年卒)  [記事番号:r0116]
秩父お花見ラン  (資料:無し )

あきらめないお花見ランの報告です。2年続けて雨で中止となった「見沼田んぼお花見ラン」の代わりに思いついたのは秩父お花見ラン。昨年、大竹氏と同じ頃走って良かったコースをもう一度というわけです。実はこのコースは昨年紅葉ランとして走っているので、3回目ということになります。秩父は冬の気温がひくいせいか、標高は高くないのに都内より1週間以上桜が遅いようです。

予定通り、10時には西武線横瀬駅前に、大竹、田坂、田中、田村、中須、新原、松原、上島の8名が集合。確か秋も8名だった。自転車はロード2台と小径車6台。新原さんのダホンはデビューランの新車である。今回は自宅から車で来やすい中須さんを除く7名が輪行。今まであまり輪行してこなかった田坂さんも西武線の途中駅まで車で来てそこから輪行。秩父は電車だと池袋から1時間半ほどで交通費も安いが、車だと高速を使っても花園経由となり遠回りになって、渋滞がなくても2時間半ほどかかってしまう。輪行が断然お勧めである。松原さんは戸塚からはるばるとやってきてくれた。と言っても戸塚から乗り換え1回で2時間半を切る所要時間である。

羊山公園の見晴らしの丘へいきなり急登し、ソメイヨシノが満開の前で記念撮影。ここからは秩父市街が一望できるほか、山容に特徴ある両神山が良く見える。今回は羊山公園の南側の丘にも登る。ここは比較的小さい木だが桜が美しい。急坂を降りて札所12番野坂寺へ。さらに26番円融寺、27番大渕寺と旧三峰街道を進む。大渕寺は特に背後の山が美しい名刹である。自転車でないと通れない道を通って27番橋立堂へ向かう。橋立堂は鍾乳洞でも有名だが、岩壁のすごさに驚く。その下の蕎麦屋で昼食。

浦山口駅の近くを通って29番長泉院へ。この区間が今回のコースで一番長い登りである。長泉院は花の寺として知られ、入口には見事な枝垂れ桜があるがこちらはソメイヨシノより1週間くらい早く咲くそうで、もう終わっていたが境内は各種の桜やつつじが見事であった。ここからすぐに枝垂れ桜(エドヒガンサクラ)で有名な清雲寺があるがこちらもエドヒガンは終わっていた。それでもほかの桜は満開であった。

あちこち寄り道したのでここで1時半を過ぎてしまった。秩父鉄道のSLが来る時間が迫ってきたので、ちょうど国道の旧道部分の橋の上でSLを待つことにした。今回のコースで国道に出るのはここだけだが、国道を走る必要はない。鉄道も鉄橋で川を渡るところで手前にみんなの自転車を並べてSLを撮ることにする。ところがほとんど音もなく通過してしまった。やはりSLの撮影は上り坂に限るようだ。

武州日野駅近くの神社にさしかかったところ、今日が春の祭りで御神楽をやっていた。しばらくこれを見学。今回のランは三峰口までは行かずに武州日野駅から秩父へ戻ることにする。この駅の桜がまた素晴らしい。秩父鉄道は御花畑(西武秩父に最も近い駅)~三峰口間は通勤時間帯を除いて毎日(御花畑~波久礼間は平日だけ)自転車をそのまま載せることができ、特に料金は不要というサービスがある。もっとも駅の構造の問題があるので全部の駅ではない。

自動販売機で切符を買って(スイカは使えない)自転車をホームに入れて写真を撮っていると、田のつく人の一人(おわかりの人も多いと思いますが)が切符がないと騒ぎ出す。みんなまたかとニコニコというか冷ややかな目でみる。改札口まで戻ったT氏、落とした切符を発見して無事に乗車。秩父神社へ続く商店街の「松村甘味食堂」というレトロな店で全員でクリームあんみつ470円也を食べて、西武秩父駅まで走り、自転車をたたんだ。御花畑駅と西武秩父駅は300mほど離れているので輪行袋に入れた自転車を運ぶのは辛いものがある。秩父鉄道のサービスのおかげで、秩父の商店に4000円ほど消費があったわけである。

秩父は輪行には最適であることを再認識したツアーであった。帰りが始発で楽々座って帰れるというのも良い。次はほかのコースを開拓してみたい。

札所27番大渕寺にて SLと自転車となぜか田中さん
御神楽を見る 武州日野駅ホームにて

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