活動報告

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2016年3月  小宅 哲哉 (第17代・昭和49年卒)  [記事番号:r0189]
伊良湖岬・伊勢詣り1人旅  (資料:無し )

名も知らぬ遠き島より流れ来る椰子の実ひとつ……で知られる伊良湖岬に誘われ、まだお参りしていないお伊勢さんにも行ったので報告します。

走行日:3月17日~19日
コース:
• 1日目 豊橋〜三河田原~伊良子岬 40km
• 2日目 伊良子岬~フェリーで鳥羽~伊勢内宮 30km
自転車:ダホン・ヴォードウォーク

1日目

はじめの予定では豊橋から伊良湖岬まで65kmなので、豊橋から走りだそうと思っていた。だが駅に着き、何となく今日はトラブルがあるかもしれないとの啓示があり、豊橋鉄道で三河田原まで輪行。そこでダホンを組み立て、12時30分に出発する。

だが、悪い予感は現実となった。駅から国道259号に入り、道の駅にて牡蠣みそうどんを食べ満足し、さあがんばるぞと走り出した。国道上の緩い登坂でギヤシフトをしたが操作を誤り、チェーンが外れてロー側に食い込んでしまった。さあ、大変、チェーンをいくら引っ張ってもはずれない。私のダホンの後輪は、クイックレリーフではなくナットで固定してある。携帯工具、パンクセットは、持ってきたのだがモンキースパナまでは持参せず。ああ~参った。

通りがかりのおばさんにホームセンターの場所を聞くが要領を得ず、三河田原駅そばの自転車屋を教えてくれた。2kmほど押して戻り自転車屋に行くが休業。再びホームセンターを探してモンキースパナを645円で購入。店の入り口で自転車を逆さにし、ワッパのナットを緩めてチェーンを戻した。原因は単純なシフトレバーの操作ミス。ローダウンするにはレバーを押せばいいのに、無理に引っ張ってしまいチェーンが外れたのである。今後ダホンでツーリングするときにはスパナを携帯しよう。

往復2時間のロス、やはり途中まで輪行にして良かった。ここから40kmの伊良湖岬に明るいうちに着きたいと急ぐ。椰子の実の歌碑がある処に着いたのは午後5時ごろで、日も暮れはじめる時間となってしまい、灯台の脇を通り過ぎ宿に向かった。ホテルに5時半到着。ホテルはシーサイド伊良湖、家族連れや大勢のグループの中で、ひとりで黙々と食べる夕食も悪くない。作家の沢木耕太郎が言っている。本来旅は1人で行うべきもので、自分を見つめ直すには1人旅が良いと、正しくその通りである。

2日目

午前8時40分ホテル出発、昨日見られなかった伊良湖灯台を急いでみて9時半のフェリーに乗り込んだ。料金は、自転車をバラせば若干安くなるらしいが、面倒くさいし時間も無かったのでそのまま載せた。1時間ほどで鳥羽に到着し、二見が浦の夫婦岩を拝み、シーパラダイスのレストランで昼食。

伊勢市に入り神宮徴古館という式年遷宮を主とした博物館を見学した。この博物館がある一帯は、内宮外宮のように人が大勢いるわけでなく、森の中の広い広場で、静かで落ち着いていた。森の前に皇學館大學という神道の大学がある。この皇學館大學は、森に囲まれなんとも格調が高そうだった。この日が卒業式とみえ、袴姿の明治風女子学生風の佇まいは、ピッタリと風景に溶け込んでいた。

ゆったりした気分で伊勢内宮付近のヤマト便営業所に向かう。このとき雨が降り出してきたが、たいして濡れることなく猿田彦神社横の営業所に着いた(3時半)。これもお伊勢さまのご利益ありと感謝する。自転車を荷物ともども輪行袋に詰めて、サイクルヤマト便で自宅まで発送し、自転車旅を終えた。この日は伊勢市駅近くのホテルに泊まり翌日、外宮、内宮を参詣した。ようやく念願の1人旅でのお伊勢参りを果たした。

三河田原駅 渥美半島サイクリングロード
伊良湖灯台 神宮徴古館

コメント

2016年4月 太田 道夫 (第11代・昭和43年卒)   [コメント番号:m0222]
昭和41年の春合宿で同じルートを走りました。懐かしい思い出がよみがえりました。

2016年4月 鈴木 宏和 (第18代・昭和50年卒)   [コメント番号:m0221]
東海道53次、お伊勢参りと江戸時代の楽しみを満喫されてますね。53次の続編も楽しみにしております。モンキースパナは昔の小型の物があるので今後は持参心がけます。

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