活動報告

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2017年3月  鈴木 宏和 (第18代・昭和50年卒)  [記事番号:r0219]
絶景! 宮古島海上サイクリング  (資料:無し )

2015年に開通した宮古島と伊良部島を結ぶ全長3.5kmの伊良部大橋を自転車で走ってみたいと思い、横山さん(S49)と遂に決行した。宮古島はトライアスロン大会では30年にも及ぶ開催実績があり、高い山もなくほぼ平坦でサイクリングにはうってつけと予てから目を付けていた。ミニヴェロ(bd-1)にはもってこいの島だ。決行日は3月12日出発、走行コースを4案検討して正味4日間、5泊とした。羽田から空路3時間半2000km、気温も一気に20度以上、さすがに「旅気分」も満帆である。ベース宿泊地を平良市街地ホテルに設営、大風呂、洗濯乾燥設備も完備で快適だった。

走行初日(3/13)

足慣らしで来間島まで走った、最初の「海上サイクリング」は来間島大橋、浜辺におり橋を見上げると海の青さがひときわ目に飛び込んで橋とのマッチングが実に素晴らしくしばし佇む。橋を走り始めると爽快感が体中を吹き抜けていくようで思わず叫びたくなった。来間島は宮古島と橋で結ばれてる島では最も小さく一面のサトウキビ畑でその中を走ったが車とはほとんど巡り合わなかった。帰路、トライアスロン大会のメイン会場の東急リゾート横を通り帰着。(走行:36km)

走行2日目(3/14)

気圧の谷通過で北西の風強く、追い風期待で南東方面の東平安名崎を目指して走った。往路は最短コースで多少の起伏あるも期待通りの追い風でグイグイ進む。美しいと評判の吉野海岸、新城海岸へ立ち寄ってみようと進路を北西に迂回したらそれほどの急坂でないのにもろに向かい風で手前の吉野海岸までは辿り着くも海岸までは急坂下りで断念、引き返す途中のオーシャンリンクス展望からみた海岸は断崖絶壁だった。

東平安名崎は細長く突き出ており灯台の周囲が遊歩道になっている、さすがに観光名所でバス、レンタカーが目立った。灯台の上まで60段上りきると東シナ海、太平洋の海原が雄大だ、強風が音を立てて響き渡ってた。帰路は強風避けて南側海岸を西進、小高い丘に強風も幾分さえぎられた。南側は断崖絶壁が続き島の創生が体感出来た。(走行:60km)

走行3日目(3/15)

メインイベントの伊良部大橋は晴れ間のある日にしたく、翌日まで晴天予報だが風は北からやや強く、北進のルートは避けて伊良部大橋へ向かう。橋のたもとで見上げるとさすがに大迫力、道路としても無料で通行可能な橋としては日本一長いとのことである。いよいよ「海上サイクリング」開始、風はほぼ真横からかなり強かったが何とか上り坂も降りることなく頂きへ、自転車通行帯は色分けされており安全面も配慮されていた。橋の上からの眺めはエメラルド色の海と島の光景が実に素晴らしかった。伊良部島の一番高い牧山展望台まで90m登り切り、渡って来た伊良部大橋を下に眺め「素晴らしい!」コール連発だった。

伊良部島の隣に寄りそう下地島を周回、佐和田の浜でランチ、浜辺にせり出したテラス席は風がまったくさえぎられて優雅なランチタイム、このあたりの海も本当に綺麗だった。帰路も再び伊良部大橋「海上サイクリング」、実に往復7kmの絶景ランだった。(走行:45km)

走行4日目(3/16)

いよいよ最後の「海上サイクリング」は最北端の西平安名崎と池間島へ向かう。幸い風も収まり一路北進、途中、予報に反し雨が降り出し、立ち寄り先の砂山ビーチで雨宿りしてると、隣で休んでた女性から「この自転車は折り畳み式ですか?」と。何と大阪から単独で来てレンタサイクル(ママチャリ)で走ってるとのこと。伊良部大橋は自転車では無理と言われて、歩いて渡ったというのでびっくり。この砂山ビーチは是非行ってみるべきと強く進言受けたので、海岸まで砂の急坂を降りてみるとエメラルド色の海と白い砂が鮮やかに目に飛び込んできた。

雨も止み晴れ間も出てきて西平安名崎へ到着、対岸の池間大橋が海に浮かんでるようだ。伊良部大橋に比べると規模は小さいが池間島周回し往復の海上走行を満喫した。途中、ママチャリ女性ともすれ違い手を振って健闘を讃えあう。

ランチ後、宮古島の雪塩で名を馳せた「塩屋」で雪塩ジェラート休憩してるとロードレーサーで颯爽と女性サイクリスト2名が、聞くとやはりトライアスロン練習らしい。さすがに力強さを感じた。帰路、島尻マングローブへ立ち寄り、サトウキビ畑をノンビリ走ってると先程のレーサー2名が疾風の如く抜き去って行った。「お気をつけて!」「ありがとうございまぁす!」と。本大会での健闘を祈った。(走行:47km)

4日間で走行190km程になったが日本一綺麗な海と言われるだけあり宮古島の海は本当に素晴らしかった、白いきめ細かい砂浜、断崖絶壁、一面のサトウキビ畑、そして日々変化に富んだグルメも堪能、地元の方々との気さくな会話も楽しめた「海上サイクリング」であった。

伊良部大橋頂上 伊良部島 渡口の浜
吉野海岸展望地へ向かう サトウキビ畑地帯を走る

コメント

2017年3月 横山 司 (第17代・昭和49年卒)   [コメント番号:m0254]
しまなみ海道がサイクリストの聖地ならば、宮古島は天国か!? 伊良部大橋をはじめとする海上橋とエメラルドグリーンの海との美しいコントラストは筆舌に尽くし難い。丘陵地帯に広がるサトウキビ畑や白い砂浜の海岸線はいつまでも脳裏に残っている。日程は長めの6日でちょうど良い。今回島内をほぼ網羅してくれた鈴木さんのコース設定に感謝すること大である。これから宮古島を目指す方々には大いに参考になると思う。

ただし、一つ気を付けたいのは自転車の輸送手段である。今回サイクリング・ヤマト便を利用したが、鹿児島までは陸送でそれ以降は船便となるため時間がかかること及び途中で何回も積み替えるため、破損等のリスクが高まることなどが懸案材料である。リスク軽減のためには、大変ではあるが自転車の機内預けをお薦めしたい。さあ、いざ行かん 宮古島!!

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