活動報告

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2017年7月  浅賀 啓太郎 (第18代・昭和50年卒)  [記事番号:r0233]
2017年 🚲津軽海峡夏景色🚲  (資料:r0233.doc

7月16日から20日までの5日間、下北半島、函館にて夏合宿を敢行した。2013年北海道、2014年しまなみ海道、2015年佐渡島、2016年九州佐賀に続く合宿ランである。きっかけは(51年卒)青木清子さんの「大間でマグロが食べたいな」の一声に賛同した50年卒ジイジ。井上、長田、遠山、森田、鈴木宏和、鈴木幸治、中村、浅賀、51年卒の青木さんの9名。出発を前に心配事2つ。
• 梅雨だし、夏だし、雨と暑さが心配!
• 多くが前期高齢者の集団は無事目的地に着けるか?
距離を求めず、様々な出会いと感動を求めてイザ出発。

1日目:7月16日(日)

東北新幹線東京駅6:32はやぶさ1号に輪行を持ち込み、八戸9:21着。すごく早い! 東京は曇りであったがが、八戸に近づくにつれ雨が降って来た。青い森鉄道に乗り換え、陸奥横浜に向かう。雨が強くなって来た。車内緊急会議にて陸奥横浜を過ぎて、今日の宿に近い下北駅まで乗り越すこととした。下北駅下車、まだ11時。駅軒下で自転車組み立てるも雨止まず。出合1 陸奥観光案内ガールが雨中小走りに目前を横切った。呼び止め集合写真撮影を頼み、快諾。一緒に写ってもくれた。いい笑顔だった。

早い昼食で時間を稼ぎ、小雨を期待するもかなわず、各自カッパ着用出発! 凄い雨ですぐにずぶ濡れ、靴の中までジャブジャブ。むつパークホテルに到着、12時頃であったがチェックイン、部屋への自転車持ち込み、雨ふき取りタオルを貸してくれた。出合2 親切なフロント嬢。各自衣類・靴を乾かす。ドライヤー、新聞紙が活躍。

雨が降り止まず、むつ観光に徒歩で出発。むつ市来さまい館を発見、陸奥紹介あり。マグロと体重比べコーナーでは、わがメンバーにマグロ並80kg超がいた。出合3 弘前大学グラスハープアンサンブルによる無料公演に参加。純朴な女性メンバーによる演奏を堪能した。演奏後、グラスハープも体験。出来たよ。

自転車走行距離も少ないが、朝も早かったので夕食は郷土居酒屋「下北物語」に行く。具材たっぷり「みそ貝焼」「いか陶板焼き」など堪能し、明日の好天を期待し就寝。本日の走行距離 3.1km。

2日目:7月17日(月)

朝から雨が上がっている。午前中は恐山参拝とした。ホテル前で自転車を整備しているとサイクリストが寄って来た。前日開催された「下北半島ロングライド」に参加したとのこと。練馬在住でこれから恐山まで走り、のち輪行で帰京予定。昨日走行距離何と! 出合4 310kmサイクリスト。

我々は恐山まで200m強の登りになるので無理をせず、9人乗れるジャンボタクシーをチャーターした。快適な登り途中、恐山冷水で喉を潤す。1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返る。2杯飲んだ。三途の川を過ぎ、日本三大霊場の一つ、恐山に到着。硫黄臭漂う日本有数のパワースポット。イタコの口寄せに行列していた。我らは恐れ多くパス。

ホテルに戻り、晴天下今日の目的地下風呂温泉に向け、ようやく出発!! 陸奥湾から津軽海峡に抜け、右に海を見ながらはまなすライン快走。原発工事の関係か快適な舗装道路が続く。下風呂温泉郷「さが旅館」に到着した。

おかみご推薦の幻の大間鉄道陸橋跡、駅舎にある足湯にて足の疲れを癒した。「ああ、湯が滲みて来る。本州の北の果ての海っぱたで、雪の降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる」井上靖「海峡」の一節。

夕食は絶品だった。あの値段(11,000円)でこの夕食は安い! 目の前の漁港で揚がった海のモノ。お造り、焼き物、煮物、鍋など盛りだくさん。本日の走行距離 25km。

3日目:7月18日(火)

井上、長田両氏は所要にて本日早い便で大間から函館にわたり、函館空港から帰京する。一方残った我々、さが旅館の女将はお話が上手。温泉街の歴史、雪上切アンコウ、息子の話などなかなか出発できない。出合5 さが旅館女将はお話好き。

ゆっくり出発。数km先の海峡いさりび公園で休憩。産地直売所で目の前の磯で採れたふのりちゃんを土産に購入。低い峠をよろよろと登っている時、後ろから大きな声! 「あ! おいこら! 待て!」中学生が右側を、ママチャリですいすい抜いて行く! 大間の女子のまぐろパワーがすごい(幸治氏の声におびえて逃げたのかな?)。出合6 大間まぐろパワー女子中学生。

大間の町に昼前に着く、さあ大間のマグロだ!! 著名な「まぐろ長宝丸」、予約が必要との事でメニューをもらう。ここは奮発して、まぐろ定食3,780円を注文。出合7 念願の大間のまぐろ。ここで先に出発した井上・長田組と合流(早く出発した意味あったの?)。大トロ、中トロ、赤身はそれぞれ美味く、この旅の食目的は大方達成した。

昼食後大間崎に向かう。「ここ本州最北端の地大間崎」碑の前で記念撮影。「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」石川啄木歌碑。ここで浅賀のスマホがダウン。なんとしても電源が入らず、帰京後の修理を覚悟した。鈴木幸治氏がスマホを手にとり、2か所同時押しにより強制起動に成功、ありがとう! 出合8 幸治氏のハンドパワー。

井上・長田組の乗った海峡フェリーを遠くから見送りながらホテルに向かう。本日の宿サンホテル大間に到着。ここは素泊まり。夕食は地元の寿司屋いそ船。おまかせでお薦めとした。キンコナマコ、ホヤなど地の海の幸を堪能。少し物足りず、スーパーで酒とつまみを購入し、ロビーでしばし歓談。本日の走行距離 25km。

4日目:7月19日(水)

大間港7:00発フェリーに乗るためにホテルを6:00に出発。フェリー乗り場で注文していたおにぎりで朝食。車に続いて自転車に乗って津軽海峡フェリー大函丸に乗船。約80分で函館に到着。自転車隊ついに北海道に上陸!

五稜郭公園散策後、五稜郭タワーに昇り、有名なカレー店で昼食。宏和氏ご幼少時通学小学校、保育園見学。土方歳三最後の地にて合掌。ベイエリア赤レンガ倉庫群、函館元町八幡坂(テレビやCMで目にする函館らしい坂道、一直線に海まで抜ける石畳の道。「観光で訪れたい坂の名所ベスト10 」で1位)、立待岬(函館山の南端に突き出た岬、断崖絶壁に押し寄せる波の音と強い風が吹き付ける、荒々しく壮大な景観)。市場で「シャケとば、いかめし」購入。

ホテルに向かう道すがら、今夜期待の函館山は雲に隠れている。この時点で函館の夜景見学は断念。本日の宿東横イン函館大門にチェックイン。夕食に向かう道すがら、自転車店前で若いサイクリスト2人と出会う。各々長期自転車旅行中で自転車修理中との事。無事故で完走することを願う。

出合9 日本の元祖スーパーヒーロー月光仮面像。その先グリーンベルトに月光仮面像と出会う。原作者で函館出身の川内康範氏によって寄贈されたものだった。台座に登り、ポーズをとる者あり。落ちたらどうする!

夕食は「海鮮処 函館山」。夕食後、土産とヨーグルトを購入しに函館駅前に行く。宏和氏がバス案内所にて夜景見学可能との情報入手。霧が晴れたようだ。急遽函館山夜景に変更。バスに飛び乗り、ロープウエーで函館山山頂に到着。すっかり晴れていた。期待どおり素晴らしかった。出合10 45年ぶりの函館山の夜景。本日の走行距離 20km。

5日目:7月20日(木)

本日は帰宅する日。6:30の朝食をとり、フロントで衣類。土産などを自宅に宅急便。クロネコ営業所まで走り、ヤマト便で自転車を自宅に送付。すっかり身軽になった。駅前でレンタカーを借りて、足を延ばす。幸治、宏和、中村、清子氏と浅賀の5人で江差に向かう。函館から西に73km。1時間30分。かつてにしんで栄えた町、今は静か。カモメ島、開陽丸、豪商旧中村屋見学、いにしえ街道にて、にしんうどんを食す。

江差追分
かもめの なく音に ふと目をさまし
あれが蝦夷地の 山かいな
沖でかもめの なく声聞けばネ~
船乗り稼業は やめられぬ

函館空港から、全員無事に帰宅した。今回の下北・函館ランを勝手に総括する。みんな無事に完走できて良かった。天候に恵まれた(初日以外好天で涼しかった。我らいつも好天です)。70歳まであと4年。走り続けるためには各自のトレーニングと節制が必要。どうしてか? いつもの忘れ物事件が少なかった。「2017年 津軽海峡夏景色」はこれにておしまい。

追加の写真は上部の「資料」からご覧ください。

本州最北端・大間崎 いざ、北の大地へGo!
五稜郭公園 函館・八幡坂

コメント

2017年8月 鈴木 宏和 (第18代・昭和50年卒)   [コメント番号:m0269]
浅賀さん、いつもながらの名文、いろんな場面が思い起こされて楽しく拝読、ありがとうございます。初日のずぶ濡れ🚲も懐かしい! 美味しい料理とお酒、地元の方との出会いも堪能できた合宿でした。津軽海峡夏景色も雰囲気サイコーでした!

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