活動報告

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2013年1月  河野 良夫 (第9代・昭和41年卒)  [記事番号:r0456]
第5代キャプテン(部長)平田重夫氏を偲んで  (資料:無し )

第5代キャプテン(部長)平田重夫氏を偲んで

立教大学サイクリスツ ツーリング クラブ OB·OG会 会長 河野 良夫

昨2012年12月8日、第5代キャプテン(部長)平田 重夫氏が、肺疾患のため逝去されました。ここに心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申しあげます。

最近15年ほどは、闘病等の理由で少し距離を置いておられたため、現役は勿論若いOB·OGの方々も、直接の接触は少なかったと思われますので、故人の人となり・功績についてお話させていただきます。

と申しましても、私自身入学した昭和37年に卒業されましたので、いわゆるすれ違いであり、同時にクラブ生活を送ったことは全くありません。しかしながら、私が入部して最初の「新入生歓迎ラン」は勿論、休日に行われるクラブラン例えば、大晦日から元日にかけて行われた「初日の出ラン」などには必ず参加され、走り方・テントの張り方を教えていただく等、現役時代と変わらぬ活躍をしておられました。

故人のクラブへの思い入れは一方ならぬものがあり、クラブの備品と思っていたものが故人の私物であった事などは枚挙にいとまがありません。中でも当時非常にめずらしかったタンデムは、後ろに女子部員を乗せて走ると通行人の注目を集めるため、男子部員に人気のアイテムでした。

ラン以外の行事にも積極的に参加され、終わってから池袋の繁華街に飲みに連れて行っていただいたことも良い思い出となっております。誰にも分け隔てなく接して下さるので、転勤で仙台におられたときには、合宿帰りの現役が次々訪れては一宿一飯のお世話になり、サイフが空になったこともあると聞きました。

そして何よりも、クラブの方向をサイクルキャンピングと定め、ワンダーフォーゲルおよびボーイスカウトの手法を取り入れて、当時の大学サイクリングクラブの中で最高峰の水準にまで引き上げる原動力となった方でした。

あまりに早すぎるご逝去は残念でなりませんが、遺していただいた業績とやさしい笑顔は、クラブと私達の心の中にいつまでも生き続けます。

どうぞ安らかにお眠りください、合掌。

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