私の自転車と周辺紹介

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2016年10月  田坂 仁 (第19代・昭和51年卒)  [記事番号:b0059]
自転車の中の平行線  (資料:無し )

自転車の中の平行線はいろんなところに存在する。例えばダウンチューブとシートステー、ヘッドチューブとシートチューブ、トップチューブと地面等々、そんな中で更に面白い平行線をご紹介しよう。それは私の「ス」のフロント部分だ。左からダイナモステー下部、Ftキャリア支えステー、そしてそれらがダウンチューブと見事に平行線を作っている。そこのところはTOEI職人のこだわりを感じている。

フェンダー(マッドガード)の様式美——アラヤ ツーリスト(TUR)

コメント

2023年8月 中村 淳 (第24代・昭和56年卒)   [コメント番号:m0326]
故人の記事なので迷いましたが,コメントすることにしました.映画「ラブレター」のひろこ(中山美穂)みたいな感傷的な思いからではありません.この話題にぴったりな情報を見つけたからです.平行線ではなく角度の話ですが.

アラヤのツーリスト(TUR)というランドナーが現行製品として販売されています.ルックスと価格の点で私には非常に魅力的に見えます.購買欲を抑え切れるか不安です.そのウェブサイトに「フェンダー(マッドガード)の様式美」という画像があって,見た途端に「田坂さんみたい!」と声に出してしまいました.

自転車を真横から見たその画像では,そのデザインが以下のように図示されています.説明はわかりにくいですが画像を見ればすぐわかります:
• ステアリングコラムの延長線と,FアクスルからFガード前端を通る直線のなす角(鋭角2α)の2等分線がちょうど鉛直になる.
• FRアクスルを結ぶ水平線と,FアクスルからFガード下端を通る直線のなす角(鋭角2β)の2等分線がFガードステーSfと一致する.
• 直線Sfはアウターチェンリング下側と接する.
• RアクスルからRガード後端を通る直線と,RガードステーSrのなす角はβに等しい.
• 直線Srはアウターチェンリング下側と接する.

田坂さんと同じように,泥よけの先端位置やステーの角度にこだわる人がアラヤにいたわけですね.もちろん,こうした美的方針はひとつの思想に過ぎず,機能・性能との必然的な関係はないでしょう.実際,私にはこの画像のFガードは相当長く見えますし,クラウンより前にあって固定されない部分(片持ち梁)は,ダート走行時の振動がどうなのか気になります.私ならFキャリアを付けて固定しますが.

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