活動報告

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2024年4月  上島 信行 (第14代・昭和46年卒)  [記事番号:r0467]
鉄道の旅  (資料:無し )

今回は自転車とは関係ありませんが、4月に1泊2日の鉄道旅に2回行ってきたのでその感想です。旅行で大切なのは何といっても天候です。特に2日間程度の短い旅では。今回は直前(1週間前)に予約して行きました。

1回目は4月12・13の身延山への旅で中央線と身延線に乗った。身延山へは我が家からだと車で行った方が速く、2人以上なら安くもありますが身延線は乗ったことがなく、この時期中央線が笹子トンネルを抜けて甲府盆地へ降りていくところの景色が素晴らしいので鉄道にした。

頑張って早起きして立川7:21のあずさ1号に乗り甲府まで行く。座席指定はJR東日本の駅ネットというシステムで取る。紙の特急券はないが指定した座席の上の表示が緑になっていればOK。平日なのにほぼ満席だが、大月で4分の1くらいの人が降りた。富士山目当ての外国人がほとんど。

笹子トンネルを抜けるとまだ桜が咲いている沿線を列車は軽やかに走り抜ける。桃の花が咲く甲府盆地の向こうには雪をかぶった南アルプスが望める。新幹線と違って在来線の特急は窓も大きく景色を眺めてそこそこのスピードで走り抜けていき快適。特に中央線は松本まで変化に富んだ山岳展望が楽しめる路線だ。

甲府でJR東海の身延線の特急に乗り換えるがこちらはほとんどが自由席で特急券も車内で買うというシステム。あずさが振り子システムを使って高速走行するのにたいしてこちらは最高速度は80kmくらいとのんびりしたもの。

身延から15分ほどのバスで身延山へ向かう。身延山は日蓮宗の総本山ということは知っていたが、今までわざわざ行きたいと思ったことはなかった。今回行ってみたいと思ったのは境内周辺の桜と山頂までのロープウエイである。これの何が凄いかというと標高差が763mもある。これは日本でもベスト10に入るのではないか。お寺の裏山にこんなものがかかっているとは身延山恐るべし。もともと表参道の700段以上もある石段がすごいと思っていたがその先にこんなものがあるとはである。山頂からはこの日は山頂部が見えなかったが富士山や南アルプスが望まれる。

下山後日帰りで帰ることも出来るが近くの下部温泉に泊まる。今回泊まったのは駅から近く設備の整った下部ホテルという宿で、結構はやっているようだったが、駅から川に沿って15分ほど登ったところにある温泉街の宿は廃業した旅館も多く、ゴーストタウンの様であった。

翌日は甲府で中央線から見えるのだが1度も行ったことのない甲府城に行く。甲府と言えば武田信玄だが甲府城は武田氏滅亡以降に造られたものである。駅から5分とかからないし、公園になっていて眺めも良い。

そのあとは11時頃の各停で勝沼へ行く。駅名は勝沼ぶどう郷という。この駅を始め、勾配の多い中央線にはかつてスイッチバックが多かったがその跡地が細長い公園のようになっていて、桜が植えられており素晴らしい景色である。

近くのぶどうの丘という観光施設に行きワインを飲みながら昼食を取る。この辺は鉄道旅のよいところである。帰りは大月乗り換えの各停で帰った。長くなったので2回目の旅は次回に。

身延山の石段 身延山の枝垂れ桜

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